備瀬 哲弘
精神科ER緊急救命室
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人気ランキング : 110604位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : マキノ出版
発売日 : 2005-08-22 |
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精神科の救急医療 |
本書は、東京という都市の休日夜間の精神科救急の搬送を受け入れる都立病院での
ノンフィクション。
精神科も一般の他科でも、患者が急を要して受診することは同じである。
ただ、精神科というところは、他の科と違い患者本人が病状のために自分を傷つけ
たり、他人を傷つけてしまうこともある。そして、受診しなければならない理由も理
解できない場合もある。精神保健指定医は、患者の状態によっては意思に反して診察
できる権利を持っている。
通常の通院や入院では、知ることのできない特別な精神科医療の救急受診の一端を
本書によって、垣間見ることができ、知ることができる。
私自身、うつ病があり、過去に入院の経験もあり自分がそういう状態にあるので、
精神科医療に興味を持ち本書を手に取った。、本書で精神科の救急医療についてはじ
めて知ったこともたくさんあった。
本書の舞台となっているは、都立の府中病院のER(救急外来)である。
そこは総合病院であり、休日夜間の患者の受け入れ先だ。精神科救急のシステムはと
都道府県によって異なっている。東京都の場合は、府中の他にあと3つの倒立病院が、
受け入れ先となっていて、特別な理由がない限り一晩で他の精神科病院に転院になる
という。そのことについても本書ではじめて知ったが、そのシステムが適正化かどう
かは、一概には言えないが、自分がその立場だったらと思うと・・・・
そして様々な入院の形態やその適応状態なども症例のような形で知ることができ、
わたしにとっては、満足できる1冊あった。
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電気ショックの評価 |
東京のとある救急病院で電気ショック療法が盛んに行われているという。若手精神科医が(慢性的な精神疾患患者への「治療」に満足できず、転職先の救急病院の現場で電気ショックがいかに効果的であるかに目覚めて)麻酔医の研修を受ける決意をするという内容に、ショックを受けた。なお、問題を社会に問うているという点では評価したい。
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すべての病院にあってほしいER |
精神科は、内科や外科と同じだと思う。
誰もがお世話になる可能性が高く、緊急に処置しなくてはならない患者も多い。
精神科医の日常が、ERに来た患者の様子が、とてもわかりやすい。
自殺を試みた、仕事人間、真面目人間の話が、一番強く頭に残っている。
この本をもっとたくさんの人に読んでほしい。
特に、医者に、病院を作り、経営する人に、心の病を扱う精神科の必要性をわかってほしい。
叫んだり、走り回ったりしている患者がいる場所が精神科ではない。
今では特に、心に、まさに「精神」に傷を負った人が行く場所なのだ。
この本では精神科の悪い(とされる)イメージは全くの間違いであることがよくわかる。
面白いのは確かである。
しかし、残念ながら、途中から中だるみしてしまった感があるので星4つ。
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ぜひ続編を。 |
救急精神医療の現実を、そのまま読者に伝えている、優れた本です。
この文体なら、職場が変わっても書き続けられますから、是非とも続編、聖路加国際病院編をを書いていただきたい、と思います。もっと読みたい!
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精神疾患について広く認知させるには最適 |
一般向けに精神科の現状を知らしめるために書かれた本といえる。
精神疾患に関してある程度知識を有してくると、物足りなさを感じてしまうのは否めないが、広く一般に「精神病」というものを理解していただくには最適だと思う。
実際自分が、例えば統合失調症に罹患した場合、冷静に受診しようと思えるだろうか?何かの兆候を感じたら早めに受診しようと思ってはいても、いざとなると難しいだろう。
終わりのほうに書かれているETC(電気けいれん療法)について詳しく書かれているあたり、著者がもっとも伝えたかった部分であろう。
医師である著者自らが筆をとったにしては、読者のことを考えてわかりやすく書かれているため、非常に読みやすかった。