神田橋 條治
精神科養生のコツ
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定価 : ¥ 3,150
販売元 : 岩崎学術出版社
発売日 : 1999-05 |
| 商品名 |
精神科養生のコツ |
| 価格 |
¥ 3,150 |
| 発送可能時期 |
通常1〜2週間以内に発送 |
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感覚が難しい |
「精神科診断面接のコツ」「精神療法面接のコツ」に続くコツ3部作のひとつであり、前2作は専門家向けに書かれているのに対して、この著作は一般、もしくは精神病に罹患している人に対する養生のコツに付いてのパンフレットとして書かれている。パンフレットといっても200数ページにもなっていて大変読みごたえがある。
内容的には個人が家ででもできるように具体的に、かつ詳しく書かれており、その養生法は全部合わせるとかなりの種類になる。すべての養生法を実践することは大変しんどいだろうが、その中のいくつかは実際に簡単に出きるので興味のあるものだけやってみてもいいと思う。また、精神医学関係の書物には珍しく、気功や漢方についての章もあり、精神科以外にも多岐にわたっている。
神田橋先生の書物に共通することは、恐ろしく平易な言葉で書かれているにもかかわらず、内容的意味的にかなり高度なことが書かれており、先生の臨床力には感服する。
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治療以前の基本 |
何か、とても深い愛情を感じる本である。知的興味から書かれたものでなく、精神科の患者さんの生活に、本当の意味で役に立つものを作りたい、という純粋な思いに貫かれているような感じがする。神田橋先生も、精神科の病に苦しむ人たちに向けて、非常に分かりやすく読みやすく書かれたこの本こそが、最も書きたかった本だと述べておられます。
『精神科療法面接のコツ』でも、治療は浅いレベルのものからはじめて、効果がなければ徐々に深いレベルに進んでいくようにと戒めています。深層心理に立ち入ったり、強い薬を処方したりする前に、日常生活のなかで簡単に実行できる養生から始めなさいという指摘は、患者さんよりもむしろ治療者や援助者にとって肝に銘じなければならないことだと思います。そして、実際の生活臨床の場面でも、それが一番役に立つのです。
精神医学や臨床心理学の文献がこれだけ世に溢れているのに、毎週1時間(あるいは5分)の面接や診察の時間以外を、患者はどんなふうに過ごしたらいいのか? 家族はどうやって接したらいいのか? について教えてくれる本は、数えるほどしかないのです。臨床家として尊敬を集めるこの著者の到達点とも言える、この字が大きくて平仮名とイラストの多い本を読んで、なぜか私はホッとしました。
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精神科養生に興味があるなら |
コツ三部作の第三作目です。神田橋氏の文章に興味があって、この本も読んでみました。参考になる養生法がいろいろ書かれています。著者はその人にとって「気持ちがいい」ってことが大事だと述べておられます。
また、Oリング法だとか、整体法、気功法についても本書の半分くらいのスペースを割いて紹介しています。その中のいくつかは実際にやってみたら確かに「気持ちいい」のもありました。自分で楽しむには問題ないです。もとより、この本は患者向けに書かれたものですし、当の患者自身が「試してよかった」と思えるのであれば、それでいいんでしょう。
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なにはともあれ、ぜひご一読を。 |
患者さんも、お医者さんも、あるいは全く精神医療に関係ない方にも、
ぜひ読んで頂きたい良書です。
この本は精神科の患者さんの為に、
養生のコツを精神科医の先生が書き記したものです。
私は患者としての立場で読ませて頂きましたが、
初版を購入後、事あるごとに、幾度となく読み直しています。
この本に、無用な飾りはありません。
流行廃りに振り回されない(つまり、患者さんも振り回さない)、
謙虚で、静かな、神田橋先生の語り口が、この本の基調となっています。
『「気持ちがいい」という感じをつかんで、
その感じですべてを判定すること。』
そう神田橋先生は仰います。
その気持ちよさとは、
跳んだり、跳ねたりするような気持ちよさではなく、
もっと静かで、深く、本来はとても普通な、いきものとしての安息のようなものを、
指し示しておられるように感じます。
多様なストレスに囲まれる昨今、どのような人も患者さんになり得ます。
無理を重ねないうちに、また、無理を重ねてしまった人も、
折りをみて、ぜひ手にとって最初の一章だけでもお読み頂きたい本です。
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神田橋の一貫性 |
「コツ3部作」の締めくくりとされている。3部作にこだわる氏の形式に対するこだわりが感じられる。氏も述べているように改訂を繰り返す良書となってほしい。
氏は、「自閉の利用」で世の中をアッといわせた。現在そのような生き方は半ば推奨されてさえいる。氏は特定の教義に拘泥する治療者ではない。その発展形式に本書はある。確かに「神田橋は医学からオカルトに転じた」という本書に対する意見は聞くがそうではない。広義の「優しさ」というくくりを超えた医学精神医学に対するアンチセーゼを感じる。こころの時代にむけたトップランナーのメッセージである。