平井 孝男
うつ病の治療ポイント―長期化の予防とその対策
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人気ランキング : 9079位
定価 : ¥ 2,100
販売元 : 創元社
発売日 : 2004-08 |
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治る=100%元に戻るではない |
うつを患って数年、なかなか治らないので
この本を手に取りました。
前半はうつ病の解説。(他の本と同様)
後半はさまざまなケースを例に取り、なぜ遷延化
するのかを掘り下げる。
今まで読んだ中で一番納得できる内容でした。
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精神科の病棟に入院するということ。 |
私が入院したのは8年前、長野冬季五輪が開催された頃でした。
家族とは疎遠にしていて、入院に必要な身の回りの物は全て自分で揃えました。
精神科病棟に入りギョッとしたのは全ての窓と言う窓に鉄格子があり、
イヤホーンやコード類は自殺防止のために没収されました。
婦長にサインペンを渡され全ての持ち物に名前を書かされました。
団体生活なのだから記名するのは致し方ありませんが、高等教育を受けた人間にとっては、酷く屈辱的な出来事でした。
食事が終わると看護師にキチンと食べたかチェックされます。
それはいいんですが、「ちゃんと食べたかなー」の一言が癇に障りました。
また病棟内には乾燥機があり、ついうっかり5分ほど利用可能時間を超過してしまいました。
非はこちらにあるので、謝ったところ、看護師は「どうして決まりが守れないのかなー」と言われはらわたが煮えくり返りました。
聞き分けのないボクチャンにコンコンと諭す幼稚園の先生気取りの看護師の態度は、
精神科の患者は幼児並の知能しか持っていないと思っているのがミエミエで、一層癪に障りました。
少しフォローもします。精神科の患者にとって1番大切な「静寂」が病棟内にはあります。
眠りたければいつまでもゴロリとしておられ、食事は自分で作らなくてもいい。
風呂にも入れるし、シーツも交換してくれて衛生面の配慮もあります。
つまらないプライドを捨てれば天国のような場所です。
疎遠にしていた家族には退院してから連絡を入れました。
電話口で母に泣かれました。
今はその母と暮らしています。
4週間に1度精神科外来に行き、問診を受け、4週間分の薬を貰って飲んでます。
もと勤めていた会社と国から障害年金を貰っています。
意外と「国から障害年金を貰える」ことを知らない人が多いようですので、
通院されている方は精神科外来に問い合わせてみると良いと思います。少しはご家族の負担が減りますよ。
このことは本書にも書かれていません。
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読んで納得 |
うつ病になって○年、長期化していることに焦りを感じてこの本を読みました。本に登場なさる患者さん達と共通する点がたくさんあり、自分がなぜうつ病になったのか合点がいった!と思えました。復職する時の注意点もわかりやすく、働くことに対して前向きに考えるきっかけとなりました。何よりも著者の患者さんに対する暖かいまなざしを感じたことが嬉しかったです。ただ、この本にも記載されていましたが、うつ病になって日が浅くしんどくてたまらない状態の人は無理して読まなくてもいいと思います。回復しはじめエネルギーが貯まってきた状態の時に読まれることをお勧めします。
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うつ病で苦しむ患者さんにもお薦め |
うつ病からの回復には、患者自身が「治りたい」と真剣に考えて、自分なりに回復に向けた継続的な努力も必要です。
その意味で、この本は「治療者と患者を自分自身の頭の中に置く」という観点から、うつ病で苦しむ患者さんにもお薦めです。
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うつ病に関わるあらゆる方におすすめします |
私はある企業でカウンセラーをしていますが、やはり休業する社員の7割近くはうつ病です。この本と他の関連本との大きな違いは、やはり「誰が読んでも参考になる」ということだと思います。つまりうつ病をケアする立場の医師、カウンセラー、企業の健康管理や労務管理部門の方々に始まり、うつ病に苦しまれているご本人やそのご家族にも読んでいただくことを前提に、平易な文書でわかりやすく書かれているのです。わかりやすく書かれているからといって、浅い内容では決してありません。例えば、「うつ病は成長の機会である」などは、目からウロコの感があります。この病に関わるあらゆる方に読んでいただきたい一冊です。